DAZ Studioとは?概要について

「DAZ Studio(ダズスタジオ)はDAZ 3D社製の3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)ソフトウェア」(Wikipediaより)で、フィギュアと呼ばれる人体モデルを使って画像や動画を作成することができる。

Poser(ポーザー)というポーズ付けの3DCGソフトウェアと関連があり、互換性のあるアイテムなどがあり共存関係にあった。PoserはSmith Micro Software社製とあるが、版権は「Renderosity」を運営するBondware社へと移譲された。DAZ 3D社はPoser向けフィギュアを販売している会社。Digital Art Zone(デジタルアートゾーン)の略

DAZ 3D Inc.のソフトは他にモデリングソフトのHexagon(ヘキサゴン)などがある。DAZ Studioは利用者登録だけで無料で使え商用利用可能。レンダリングはもちろん、ポージングやアニメーションまで作成可能となっています。

Genesis 8 FemaleおよびGenesis 8 Maleフィギュア

日本語訳では創世記8章に訳されますが、第8世代のベースフィギュアの意です。よくあるQ&Aで、じゃあ7もあるのか?となりますが、Genesis4,5,6,7はなく初代Genesis(ジェネシス)は第五世代のフィギュアで性別の区別はなかった。

Genesis 2は第6世代フィギュアで男女のMale(メイル)Female(フィメール)に分かれた。次に第7世代のGenesis 3のMaleとFemale、そして第8世代のGenesis 8のMaleとFemale。さらに新しくなったGenesis 8.1がリリースされてます。

少しだけ昔の話?をすると第1世代にあたるフィギュアは初代Victoria(ビクトリア)です。この辺まで遡ると見たこともないのですが、V1(Victoria1)と呼ばれるフィギュアですね。男性はMichael(マイケル)Michael1 (M1)になります。

DAZ第2世代フィギュアのVictoria2(V2)やMichael2(M2)へと続く訳ですが、この辺はPoserのWikiに載ってました。世代で重要なのは互換性やデータの流用です。世代が違うと基本的には互換性が保てないと思いますが、一部で世代間の互換性があります。

Genesisに戻って話を進めますと、このベースフィギュアの登場は革新的だったと言われており、すでにG2,G3,G8,G8.1と続いていることからも成功しているのではないでしょうか。互換性があり、服やアイテムを新しい世代で使うことができることです。クローンが含まれていることにより下位互換性がある。

backward-compatible(バックワードコンパティブル)は後方互換、下位互換性で古い世代の服を新しい世代で使うことができるのです。逆にGenesis2や3のフィギュアにG8Fの服を着せるとオートフィットでそもそも上位は選べないので、上手くいきません。

なんかよくあるコンバートで互換性を保つ方法もあるようですが、DAZに含まれるオートフィットを使えば、最新フィギュアに過去のGenesisアイテムを自動で調整してくれます。性別の違う男女間でも使えるのはいいですね。

公式でもコンテンツの巨大なライブラリがとあるので、このフィギュアプラットフォームでは資産を活かしつつ、今後も使っていけるのではと思います。

あとGenesisフィギュアを使うためにバージョンがDaz Studio 4になったらしく、G8.1には4.15が必要です。利用者登録だけで無料でDaz Studio 4 Proが使えるのは凄いですね。その頃に正式名称を「DAZ|Studio(D|S)」から変えた。

DAZ Studioは商用利用可能なのか

結論としては商用利用可能です。それではDAZのインタラクティブライセンスについて見ていきましょう。

https://www.daz3d.com/interactive-license-info

公式のInteractive Licenses(インタラクティブライセンス)を確認すると使用許諾契約の内容や解釈が書かれています。英語を翻訳してそのまま読んでもらった方が早い気がしますが、要点をまとめてみたいと思います。

レンダリングしたものならOK!コンテンツ購入した時に使用を許可した権利が付属しているので、標準使用許諾契約の対象範囲に商用利用が含まれています。

具体的には画像のレンダリング。普通の静止画です。ほとんどがこれに含まれ、画像集として売っても漫画にしても素材として販売してもいい!他にはビデオ。動画にしても同じように大丈夫ということ。アニメや映画を作ってもいい。あとはHDRIやバーチャルリアリティ(VR)をレンダリングした時も大丈夫です。つまり商用利用が可能ということです。

Daz Studioをインストールした時にエンドユーザー使用許諾契約(EULA)に同意したと思いますが、商業的に使用、変更、販売または宣伝することができると明言されています。権利があるのでOKだよ。ただし3Dコンテンツではなく2Dのアートワークならって感じです。

一方でレンダリングでの使用ではなく3Dモデルをアプリやゲームで使用するには別のライセンスを必要としてます。つまりフィギュアとか素材をゲームとかで使うのは標準の権利の対象外です。だから必要ならインタラクティブライセンスを購入して新たに権利を取得して下さい。

インタラクティブライセンスについては詳しくやりませんが、多くのコンテンツにオプションとして付属しているので、ゲームなどで使いたい場合は別途購入してください。ゲームでもレンダリングした画像を使うのは問題ないですよ。


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